おかげさまで40周年 (MONARIZAN HISTORY)
当店は川崎市が市制80周年を迎える平成16年7月1日に創業40周年を迎えます。この経済環境の厳しい中で40周年を迎えられることは、ひとえにお客様
のご支援、ご愛顧のおかげです。心より感謝いたしますとともに、これからもお客様により一層ご満足のいただけるお店になる様、努力を続けていきたいと思って
おります。
創業は昭和39年7月1日で、店舗は現在地より100メートルぐらい駅寄りで、たちばな通り3番街のヌマヤの隣でした。店の入り口を入ってすぐ右側が1
0席程のカウンター席、左側に20席程のテーブル席 奥が厨房、天井にはこものかぶったキャンティワインのビンがぶら下がり、薄暗くこじんまりした店でした
創業当初のメニュ−は、ミートソース、ナポリタンの二種類のスパゲティとカレーライスでした。しかも値段が当時のラーメンに比較できるような価格設定で出発
しました。さすがに当時としてはまだ珍しいミートソース、ナポリタンがラーメン感覚で食べられるとあってたちまち若い男女が押し寄せる地域一番店となって
いきました。
しかしメニューが少ないため食べる方も作る方も次第にマンネリを感じるようになり、売上も下がるようになってきました。そこでメニューを増やすべく何度かの
イタリアへの料理研修、何度かのメニュー改訂、何度かの店内改装を重ね、川崎で一番古いイタリア料理店となっていきました。
又店舗の方は再開発の波に飲まれ移転を余儀なくされ、平成4年9月に現在地に移りました。店舗の規模は駅から離れた分だけ広く(三階建)確保でき、お客
様にゆっくりとおくつろぎいただけるようになりました。
昭和57年12月に川崎銀柳街店(タント・クアント)、昭和63年3月に川崎ルフロン店をオープンいたしました。銀柳街店は25年、ルフロン店は10年
のながきにわたりたくさんのお客様にご来店いただいておりましたが、バブル景気崩壊とともに川崎駅前に三店のイタリア料理店の必要性が次第になくなり、メ
ニュー、人材、総力を本店一店に結集し現在にいたっております。
平成16年5月
イタリア料理モナリザン 店主
「この年になるとイタリア料理はちょっと・・・」
「この年になるとイタリア料理はちょっと・・・」今年(平成14年)の1月4日ギネスブックで世界最高齢の男性と認定されていたアントニオ・トッデさんが、イタリア・サルデ
ィニヤの自宅で死去しました。なんと113歳の誕生日の目前でした。そしてこのトッデさんは数年前までは現役の羊飼いで、パスタと野菜中心の食事にワインという食生活を長年
続け、昨年、最高齢者となったとの事です。最近「この年になるとイタリア料理はちょっと」という年輩の方が時々いらっしゃいますが、「適量の食事とワインは長生きの秘訣」が
トッデさんの食生活で見事に証明されました。
現に85歳になる私の母親も、毎日のようにパスタを食べ、ますます元気で活躍しております。さあ皆さん、老いも若きも安心してイタリア料理を楽しんでください。お待ちしてま
す。
平成14年11月
イタリア料理モナリザン 店主
イタリア食べある記
最近仕事をしていて何か物足りない。良く考えて見て頭に浮かんで来たのは「マンネリ・惰性」の言葉、「そう言えばしばらくイタリアにいってないなあ」わたしにとってイタリ
アは、日本以外では最も身近で重要な国、「そうだイタリアに行こう」そう思い立ったのが一ヶ月前、同行者は仕事上のパートナーで実弟の専務。今までの渡伊は,4ヶ所位の観光
地を巡る観光を兼ねた食べ歩きだったが、今回は一都市滞在型で観光はそこそこにして街の隅々迄食べ歩こう。都市はフィレンツェに決定、(知り合いのイタリア人シェフが勤める
トラットリアがあるため)2月14日アリタリアの機上の人となりました。
イタリアに着てまず気づいた事は日本人が多いなと言う事です。今まで来たなかで一番多いのではと思う程です。この分だと日本の景気回復も間近かな。昼間街を歩いていてまず
目に付く飲食店はバール(BAR)です。これは立ち飲みのコーヒーと軽食(パン・サンドイッチ・おつまみ)の店で、我々観光客にとっては大変便利です。街を歩いていて疲れたり、
喉が乾いたり、小腹が減ったり、トイレが必要になった時等は是非利用して下さい。何と言っても魅力的なのは値段が安い事、コーヒーが日本の半分位です。イタリアでコーヒーを
注文すると,エスプレッソと言ってとてつもなく濃いやつが少量カップの底にヘバリついた感じで出てきます。これをイタリア人は砂糖を入れてチュと一気に飲みます。しかし我々
日本人にとっては,この濃いコーヒーはとても胃にこたえます。フィレンツェ在住の知人の日本人女性に聞いた所、カフェアメリカーノと注文すれば、我々の飲めるコーヒーが出て
くるとの事、それ以来カフェアメリカ−ノで通しました。
バールの中にも、スナックバール、タバコバール、エノティカバール等色々有りますが、中でもお薦めなのがエノティカバールです。中に入るとうす暗い店内に背の高いカウンタ
ーと椅子、奥にテーブル席、周りの壁にはワインが乱立、好みのグラスワインを注文すると、かわいいシニョリータがワインを注いでくれる。エノティカとは日本で言えば酒屋の事
だから、結構有名なワインを注文しても値段が信じられないぐらい安い、こんな店川崎にも欲しいなが率直な感想だった
夜の街の主役は何と言ってもリストランテかトラットリアです。トラットリアはリストランテより格は下ですが、きどらずリーズナブルで味も素材もひけは取りません。お薦めで
す。イタリアのレストランはどこもサンプルケース等は無く何の変哲も無いドアを開けると外装とは好対照に素晴らしい雰囲気が広がります。
席に着くとまず飲み物を聞かれます。日本にいるととりあえずビールと行きたい所ですが、何故かイタリアでは余り歓迎されません。それにおいしいビールも揃っていません。や
はりここではスプマンテ(イタリアのシャンパン)をお薦めします。グラスで一杯グイッと喉を潤しながらワインを選びましょう。ワインと言うと銘柄の前に色を選ぶのに迷ってし
まいます。しかしここはフィレンツェ・トスカーナ州、あのコモのかぶった赤ワインの名産地です。肉を食べ様が魚を食べ様がワインは赤、「こんなに美味しいのに何でこの値段」
と思わず口に出てしまいます。ワインのお供にはアンテパスと(前菜)です。カルパッチョか焼きナスやズッキーニのマリネを軽くつついて、プリモピアット(第一のお皿)に移り
ます。これはメインに入る前の腹ごしらえで,なんとスパゲティやパスタを食べますイタリアで何軒かスパゲティを食べましたが,ひところの日本の様に、「かたければうまい」と思い
込んで出していたゴリゴリのスパゲティとちがって、ほど良いかたさが美味しさを引き立たせておりました。そしていよいよメインのセコンドピアット(第二のお皿)です。トスカ
ーナは肉の名産地で、メインはTボーンステーキのフィレンツェ風にしました。名物料理ですし、どんなソースがかかってどんな盛り付けか期待して待っていましたが、出てきたの
は塩胡椒してお皿にのせただけの料理でした。しかしこれが肉の柔らかさと言い、風味と言い素晴らしく、さすがイタリアは素材の味を大事にする国だなと感心させられました。
デザートもそこそこにエスプレッソをすすっていると、ウエイターがグッラパ(食後酒)をすすめてきました。グラッパとはブランデーの一種でアルコールが40度以上もあり、
イタリアではたらふく食べた後この強い酒をちょこっと飲む習慣があります。しかしこれを飲むと本当に胃の運動が活発になり、おなかが楽になります。イタリアの食文化には本当
に感心させられます。仕事の中でマンネリ、惰性を感じてイタリアに来た私ですが、グラッパを飲んで活発に動き出した
胃袋の様に、又仕事に私生活に頑張ろうと思う今日この頃です。
グラッツェ チャオ
平成11年5月
イタリア料理モナリザン 店主
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